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パンツもポケットが多めについた武骨デザインがイイ感じ!

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パンツに関しても今シーズンは、カーゴパンツなどをはじめとした多めにポケットが付いた武骨デザインが注目を集めている。リアルな軍モノの7ポケットパンツなどはもちろん、下の御仁が穿いているようなアシンメトリーのポケットが付いたパンツのチョイスもイイ感じだ。裾はノークッションで軽やかに着こなすのが◎

昨今の主流であるユルいシルエットのパンツは今季も継続して人気を集めている。直近のピッティウオモでも、ワイドシルエットのジーンズからプリーツ入りでワタリが広く取られたスラックスまで、様々な“ユルいシルエット”のパンツを身につけた御仁が散見された。そんな旬なパンツを着こなしに取り入れれば、いつものTシャツスタイルも一味違うこなれた雰囲気に仕上がることうけあいだ。

変形シルエットや異素材のアイテムを取り入れて、シンプルになりがちな夏コーデをモードに仕上げてみるという選択肢。トリッキーなデザインのアイテムや、サカイやメゾンマルジェラなどのブランドが得意とするような再構築デザインのアイテムを投入すれば着こなしが個性的に。やり過ぎな印象を回避するなら、異素材、変形の要素を1〜2点までにおさえるのがオススメ。

夏コーデの鉄板であるサンダルを足元にセットすれば、着こなしに抜け感とリラックス感を演出できる。なかでも、今シーズン特に注目したいのがドレスアイテム×サンダルの組み合わせ。たとえば、スーツの足元にサンダルを合わせて、テイストにメリハリをつけてこなれ感を演出するなど。レザーサンダルやグルカサンダルなどの品あるデザインであれば、取り入れのハードルも低いのでオススメだ。下でピックアップしたドイツを中心にインスタグラマーとして活躍するハンセン氏も、スーツスタイルにレザーサンダルを合わせて2019年春夏のピッティに参戦していた。

夏コーデ メンズ⑨「夏の着こなしにアクセントを効かせる差し色テクニック。今季もネオンカラーは継続して注目株!」
着こなしにスパイスをきかせるアレンジテクニックとして知られる差し色。トーンのメリハリやビビッドカラーの取り入れなど、差し色の取り入れ方はいくつか選択肢が存在するが、分かりやすくアクセントをつけるならネオンカラーがオススメだ。昨年のトレンドインから街中でも見かけることも増えたネオンカラーは、今シーズンにおいてもまだまだ注目株の一つ。日差しの強い夏のシーズンにほどよく映えるネオンカラーがいい感じのスパイスをきかせる。

ビジネスの第一線で戦うビジネスパーソンにとってハズすことの出来ないドレススタイル。今シーズンは、ベージュやライトグレーなどの明るめトーンを取り入れてソフトな色気を演出するのがこなれ感を与える鍵だ。全身を明るめトーンでまとめれば、夏らしい軽やかさも演出可能に。PT01のディレクターを務めるドメニコ・ジャンフラーテ氏は上下白のジャケパンスタイルにブラウンのシャツを着込んでコントラストを表現。ビジネスでは少しハードルが高いかもしれないが、パーティー衣装などでこんな洒脱なスーツスタイルに身を包めば注目のマトになることうけあいだ。

スーパークールビズの期間に突入するなど、ドレススタイルのカジュアル化が顕著になる夏シーズン。ドレス×カジュアルのミックススタイルの鉄板といえば、やはりスーツにスニーカーを合わせたコーディネートだ。足元にスニーカーを合わせることによって、着こなしがより軽やかでこなれた印象に仕上がる。THE GIGIを手掛けるピエルイジ・ボリオリ氏は、ライトグリーンのセットアップスーツにナイキのテイルウィンドをセット。インナーにTシャツを合わせた力の抜き具合もいい感じだ。

ジャンルが異なるテイストのアイテムを上手に組み合わせれば、着こなしが一気に上級者のムードに。下の御仁は、デニムジャケットのインナーにタイドアップシャツをレイヤードし、ストライプ柄のキレイ目スラックスをセット。足元には、デニムジャケットやスラックス、ネクタイなど白シャツ以外のアイテムと呼応させるように、ネイビーのタッセルローファーを合わせたスキのなさもミックススタイルをより洗練度の高い装いへと昇華している。

フロントにポケットが4つ施された上襟付きデザインが特徴的なサファリジャケット。テーラードジャケットの代わりとして、シャツの上に羽織る洒落者が今年の夏はより多く見受けられた。着こなしにほどよく男らしいムードが加わる上、ミックススタイルの体も成せるため、一粒で二度美味しいアイテムだ。イタリアのテーラーブランドも今シーズンは展開しているところが多いため、いつものジャケットスタイルとは一味違うムードを演出したいという方は、一度チェックしてみてはいかがだろうか?